すっくんです。
私事ですが、7月に第一子が生まれました!めでたい!嬉しい!カワ(・∀・)イイ!!
コロナ禍でも強くたくましく成長してほしいもんです。親も頑張らねば!!
さて、我が子がどんな成長を遂げていくのかを妄想するのは楽しい!そしてそれと同じく不安もあり。。彼も今後いろんな社会に飛び込んでいく、保育所、学校、会社etc。我々大人も経験したことですが、学校という社会でどううまく生きていくか、楽しい思い出となり得るのか、というのが子供時代のもっとも大きな挑戦?ではないでしょうか。
今日は私がドはまりした漫画の【SKET DANCE】のご紹介です。
あらすじと概要
【SKET DANCE】は藤原健太氏によって2007年から2013年にかけて週刊少年ジャンプに連載されていた学園コメディ漫画です。
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私立開盟学園高校。個性豊かな生徒たちが通うこの学校には、学園生活支援部通称「スケット団」という部員僅か3名の部活動が存在します。部長 藤崎 佑助(ボッスン)、副部長鬼塚 一愛(ヒメコ)、笛吹 和義(スイッチ)、彼らの活動は学園内生徒、教師から舞い込むどんな依頼も相談にのる、助っ人になることです。しかし問題児だらけの開盟学園であるからこそ、この依頼人たちの「個性(クセ)」がまぁ~すごい(;^_^A
ビジュアルバンド風な見た目に加え会話もビジュアルバンドの詩のごとく難解な男子学生や、見た目言動全て侍憧れな剣道部員、教師業にやる気はないが若返り薬などとんでも発明をする理科教師など、通常あり得ないとんでも騒ぎが巻き起こります。
なぜはまるのか
ここまでずっとコメディ要素しか無いような内容ですが、【SKET DANCE】が普通の漫画でないのは「シリアスパート」にあると私は思います。シリアスパートなんて熟語あるのか?分かり難いか(笑) この漫画ちょこちょこと泣かせる話やゾクッとさせるサスペンス要素、そして主人公ボッスンによる謎解きが含まれておりこれが作品としての独自性をだしていると思います。1話丸々ボケまくりで終わる話も沢山あるのですが、いま思い返してみると半分以上はシリアスな内容含む話が多いような気がします。
一番わかりやすいのはスケット団3名の過去編かもしれませんね。ボッスンはジャンプ主人公らしからぬ特徴の無さ(笑)ですが全校から人望ある陽キャ、ヒメコは喧嘩最強と言われた武闘派、スイッチはパソコンを介してでしか会話ができない変わり者だがオタク文化に方面にはめっぽう強い頼れるオタク。
ギャグ要因として十分な設定にも見えますが、彼らには決して笑えない過去があり、それを乗り越えて今があります。3人それぞれが密接に絡みあってはいますが、作中ではそれぞれの過去を間隔を空けてじっくり描いています。日頃のハチャメチャな登場人物たちを見ているからからこそ、彼らの人間味や苦悩、強さにそのギャップによって大きく感動させられるのだなと思います。
【SKET DANCE】は本当に登場人物たちが多いです。その中で主人公のボッスンが一番特徴薄いかもしれません。特技は“集中すること”と“手先が器用”(笑)。
しかしそれでもこの物語の主人公は絶対にボッスンなんです!喧嘩は強くない、この役はヒメコが担います。知識が豊富でもない、これはスイッチが。それでも誰かのためにいつも一生懸命でここぞというところでいつも頼れる!それがボッスンなんです!
“さして特徴も無い等身大の男の子だから感情移入できる”、とかたまにあるじゃないですか。ボッスンはとんでもない!ボッスンみたいな男になんてなろうと思ってできないよ!ボッスンは男が共感できるオトコじゃない!憧れる漢なんです!
作者の知性を感じさせる演出が目白押しなんですね!
大きな手術を控えた初恋の相手に会って元気づけたい依頼者に、対面の場で千原鶴を飛ばしてエールを贈ったり。人気を終えた生徒会長に、兄妹を誘拐を装って「オツカレ」の言葉を贈ったりとにかくおしゃれでロマンチックなんですよね~。絶対作者の藤原健太さんモテますよ(笑)。
そしてなんといっても「ことば」です。力強く、温かく、背中を押してくれるような魅力的なことばがたくさんの漫画が【SKET DANCE】です。
とま~魅力を書き出せばキリが無いのですが、何となく興味を持ってもらえるような内容になっていれば嬉しいです。この漫画はほんとに嫌いなキャラクターが思い浮かばないんですよ!みんな愛嬌とどこか影があったりして。
お菓子とか甘いのとしょっぱいのを交互に食べて飽きないじゃないですけど、笑わせられて、ドキッとして泣かされるみたいな、とにかく読者を飽きさせない漫画だと思います!
おすすめです!