スポーツ

頑張れ。人間は考える葦である。【アオアシ】

最近ランニング、および筋トレにハマっております、すっくんです。

春に続き夏の甲子園も中止が正式に決定してしまいました。私も強豪ではないですが野球経験者であり彼らの気持ちが100%わかると言うのはおこがましいですが、感じるものはあります。もちろん高校球児以外すべての学生スポーツに従事されてらっしゃるかとも悔しい思いをしてらっしゃると思います。高野連を代表に今回の各学生スポーツ運営団体?の判断は第三者として非常に理解でき、プレーヤー、応援者、もっと広くコロナウイルスと一致団結して戦わなければならない、そしてその武器はあらゆる”自粛”くらいしかない現状では仕方ないと言わざるをえませんよね。                          ただ、高校生ふくめ学生の皆さんが人生に一度きりしかない貴重な10代の約3年を費やしたその集大成が”コロナ被害を拡大させないため”に中止というのはあまりに酷で。これを理解し納得するには彼らは若すぎると思うし、これを伝える周りの大人の皆さんもつらいと思います。

私は人生ってどこかでバランスをとるものだと思っております。良いことがあれば小さな悪いことが続くこともあるし、逆に悪いことがあればそれと同等の良いこともある、と。そう信じたいだけかもしれませんが。今回の一件で何か部外者が協力できることがあればぜひ加わりたいな。

長々となりましたが、悔し涙を流せるほど打ち込めるものがあるというのは素敵です!学生スポーツなんてそれこそ素晴らしい!ただ…若者たちが打ち込むスポーツの舞台は学校のグラウンドだけじゃないんです!

今回は大人気サッカー漫画【アオアシ】をご紹介です!

【アオアシ】あらすじ

【アオアシ】は小林有吾さんが作者のサッカー漫画です。2015年から『ビックコミックスピリッツ』で連載され、コミックス20巻で400万部以上売り上げている人気漫画です!

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主人公は愛媛県の田舎でサッカーに夢中な中学生「青井葦人」。地元では敵無しなくらいサッカーが上手なのですが、”自分が点を獲る”という欲求が強く、短気、それゆえにセルフィッシュなプレーが多く、以前加入していた地元のクラブチームではうまくなじめませんでした。その後自分が通う中学のサッカー部では良い仲間に恵まれ、”葦人のワンマンチーム”という形でそこそこ勝ち続け、「青井葦人」の名前もサッカーの名門高校に注目されるほど有名になっていきます。

そんな中、高校スカウトが来た大事な試合で「葦人」は相手チームの選手の挑発に乗ってしまい、暴力を行い退場。スカウトも精神面に難あり、と「葦人」への推薦を取り下げてしまいます。

実は「葦人」の家族は兄と母親の3人家族で、これまで女手一つで「葦人」は育てられてきました。そのため決して裕福ではない中育ててくれた母親を楽にさせてあげるために、”プロサッカー選手”になりたかった、そのためには高校に推薦で入学するのが最善の道だったんですね。そして落胆する葦人。

しかし「葦人」が退場になったこの試合を見に来たのは高校のスカウトだけではなかった。そこにはサッカープロチームおかかえの育成組織ユース、その名門ユースチームの監督「福田達也」も来ており、「葦人」のプレーに興味を持ちます。

「入団試験(セレクション)を受けに来い。10日後に東京でやる。」

「葦人」のプロサッカー選手への道が開かれていく。

読みどころ

学生スポーツ漫画題材はたくさんありますよね。全国制覇だ!だとかね。これもいいんです!私もすきですから!

ただこの【アオアシ】の魅力はやっぱり”Jユース”を題材にしているってことだと思うんですよ。

Jユースとは…

サッカーにおけるユース≒クラブユース。サッカークラブ各々が持つ育成組織のことであり、特に日本ではJリーグチームに設置を義務付けるようになってから、全国に普及した。

これと対極をなすのが高体連サッカー。部活動のサッカーである。有力な学校か有力なクラブユース、どちらかに所属することが、プロサッカー選手への近道と言われている。(「アオアシ」本文より引用)

イメージ的には、ユースはプロになるために集まる人達しかいない、って感じですかね。高体連サッカーは国立競技場をゴールにするひとが大勢いる中で(もちろんプロを目指してもいると思いますが)、ユースは良い意味で”青春さ”が無いように思います。そして、何よりユース入団を目指す者達、ユースからプロへの道を目指す者達のハングリーさがすごい!この熱量が【アオアシ】かなと!

だからなのか【アオアシ】のサッカーにおけるプレーヤーたちの上達は技術やフィジカルよりも考える力というか、戦略というか、『思考力』のようなものが大きいと思います。

プロ予備軍のような組織の中でのプロへの競争をしいるので、そもそも登場人物みんなサッカーが上手なわけで、技術的にはみんなトップレベル。だからこそこの漫画に登場する選手たちに求められるのは考えること、『思考力』なのですね。チームが得点するためにはチームメイトをどう動かすのがいいかなど、ピッチ上の選手たちの繊細な思考がたくさん描かれているので、今までのサッカー漫画とはまた違った読み味がします!

まとめ

【アオアシ】はユースを題材にしているという違いだけで、今までのサッカー漫画の面白さとは本当に違います!少年・青年漫画らしい熱量がありながらもサッカーの深いところ、選手の心理や戦術的な考え方などが濃く描かれています。

サッカー詳しくなければ楽しめないんじゃない?

そんなこと全然ありません!私サッカー詳しくないですし(笑)それでも【アオアシ】読んだいま、サッカーの試合を見たくなってるんですね!美術系の小説読んだあと美術館に行きたくなるような、あんな感じ!これを機会にサッカー好きになるかもしれまんせんよ!

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