本日も変わらず時間を持て余す、暇すぎ店長すっくんです。 2020年5月第3週は雨が続いており少しひんやり。 外出する気分も気力も残っておりません。こんな時はそうです、本を読みましょう!
ということで、今日は櫛木理宇/著【ホーンテッド・キャンパス】をご紹介。 いわゆるシリーズもので、2020年5月時点で同タイトルが15冊まで販売されております。第19回日本ホラー小説・読者賞を受賞されており、2016年にはジャニーズジュニアの中山優馬さん主演で映画化もされています。大人気小説ですね! タイトルにホラーと入れたのですが、ホラー感度はかなりライトです。読んだら夜眠れないということはございませんのでご心配なく!(個人差はあるかと思われます…)
【ホーンテッド・キャンパス】あらすじ
登場人物たちは大体私たちと同じ時系列に生きている思われます、つまり舞台は現代日本のとある4年制大学となります。主な登場人物はつぎのような感じ。
八神森司…大学1年生(一浪)。怖がりなのに霊感体質。”こよみ”に片思い中。
灘こよみ…大学1年生。未少女なのに常に眉間に皺が。霊に取りつかれやすい体質。
黒沼部長…オカ研部長で4年制。”こよみ”のいとこ。オカルト知識がとても豊富。
黒沼泉…部長の分家筋のいとこ。190cmの精悍な偉丈夫で霊感も強い。
三田村藍…”泉”と同じ3年生で副部長。170cm以上のモデルのような美女。アネゴ肌。
森司とこよみは同じ高校に通っていた1つ違いの先輩、後輩で森司はこの頃からずっとこよみのことが好きなのです。しかし出会いの当初から、霊が見えてします森司にはこよみによからぬ霊が近づく現場を目の当たりにしており彼女の”霊に取りつかれやすい体質”をずっと気にしております。ただ森司はとても怖がりで霊にかかわることはとにかく避けてきました。無自覚に霊に取りつかれやすいヒロインと霊に敏感だが関わりたくない主人公というのがなんとも歯がゆく面白いですよね!
この森司とこよみがこよみが通う大学には黒沼麟太郎(部長)と泉というこよみのいとこが通っており、黒沼部長の趣味で起こしたオカルト研究部にこよみが誘われ入会します。これを知った森司はこよみへの恋心と彼女の”体質”ゆえの心配から自分が最も避けてきた”オカルト”研究部に自ら加入します。オカルト研究会はモデルのような美女であり頼れる男気を持ち大学内でも人気者の三田村藍が副部長を務めていたりなど個性派ぞろいの面々が集まっております。
そんなオカルト研究会の活動内容は霊や超能力などなどオカルトにまつわる相談を学内外から受けるというから、怖がりの森司はさぁ大変!今日もオカルト研究部には今日も不思議な悩みを抱えた相談者が訪れるのです。
読みどころ
私が空きせず15冊の全シリーズを読めているのは以下のこの本には要素があるからと思っています。
1.森司とこよみのもどかしくフレッシュな恋
2.「こんなサークルがあったらな」魅力的なオカ研究部員
3.しっかりゾクっとさせるホラー&ミステリー要素
1冊の大体が3話~5話くらいの短編構成になっておりまして、しっかりとオカルト現象を抱えた相談者がオカルト研究部にやってくることから始まりますので、甘々な恋愛小説とは全然違います。あくまでメインはホラー小説であり恋愛はこの本を形容する要素の一つです。
しかしながら「オカルト」という”負”の印象があるテーマを扱いながら、恋愛にも臆病な森司と感情が表に出ないこよみとのぎこちない距離の詰め方がなんともほっこりさせてくれます(笑)
他オカ研究部の先輩3人は森司のこよみへの感情を知っており、からかいながらも応援し暖かく見守っています。暇すぎ店長はこの先輩らが大好きなわけですよ!
まとめ
いかがでしょうか?このように【ホーンテッド・キャンパス】はホラーより恋愛小説なのでどちらかのジャンルが好きな方も楽しめると思います。暇すぎ店長は”ミステリ”が好きで読み始めたのですが、オカルト研究部のみんなに会いたくて気づいたら新刊が出るたびに買っておりました(笑)
このブログでも【ホーンテッド・キャンパス】の紹介をシリーズ化して、2冊目、3冊目とレビューしていこうかなと思ってます!