すっくんです。
2020年5月25日。 この一週間前はずっと曇り空でした。雨も降ってたしね。今日から一週間は20度後半の気温が続き、ぽかぽか陽気です。
毎朝早めに起きて川沿いの土手をランニングしているのですが(もちろん感染予防してね)、少人数で集まってキャッチボールしている少年たちを見かけました。子供たちが野球している姿っていいよね!実は私も小学校、中学校と野球部に所属しており、当時のこと少し思い出しました(笑)
ということで今回は「高校野球」の漫画、森田まさのりさん著【ROOKIES】のご紹介です!
あらすじ
作者の森田まさのりさんといえばお笑い好きとしても有名でちょくちょくメディア露出もされてますよね。【ROOKIES】以外にも「ろくでなしBLUES」や「べしゃり暮らし」と大ヒット漫画を次々と世に生み出しています。
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中でも【ROOKIES】は2008年に佐藤隆太さん、市原隼人さん、高岡蒼佑さん等々豪華キャストをむかえてのドラマ化もされた森田まさのりさん一番のヒット作ともいえるのではないでしょうか。ドラマも当時すごい話題になりました。不良高校生が野球と出会い、真剣に向き合うことで更生していくといういわゆる”ベター”ともえる題材が”個性的なキャラクター”によって唯一無二な面白さになっております!
舞台は”二子玉川学園”。大昔に甲子園出場を果たしたこともある伝統ある同校の野球部は、一部の”素行不良な部員”による、公式戦での試合中に乱入・乱闘騒ぎを起こすという事件で活動停止に。その後乱闘騒ぎを起こした当時1年生の主犯格たち以外は野球部を去り、野球部はいわゆる”不良の溜り場”と化してしまいました。
そこに、野球部の運命を変える教師:「川藤幸一」が赴任して参ります。しかしこの「川藤」も一癖ある男で、二子玉川学園に赴任する前の学校で”生徒に大怪我を負わせてしまった”というスキャンダルを抱えた教師だったのです。
ただ、これには大きな誤解があり、、、
「川藤」はとても真面目で生徒思いの熱血教師。事実全生徒から人気もあり、人望もあったのですが、不良性ととの衝突にあたり不幸な事故も重なりこのような噂をよんだのでした。
さてさて、そしてこの「川藤」は、二子玉川学園の伝統ある野球部にはびこる”不良たち”をよく思わない「校長」の策略によって”野球部顧問”になるよう命ぜられます。
”不良だってクズじゃない!彼らには「夢」が無いだけだ!彼らの「夢」を一緒に見つけてあげるんだ!”と野球部立て直しに邁進する「川藤」と。
”好きなものを持ち込み放題、たばこも据える、不良たち理想のパラダイス(野球部部室)”を守りたい「不良たち」。
「川藤」は「不良たち」に「夢」を見る大切さを伝え、更生させることができるのでしょうか。
読みどころ
今や絶滅危惧種なのではないかと思うくらいの”熱血感”の「川藤」。彼らは事あるごとに生徒たちに「君の夢は何だ」「夢を持て」と言っています。現実にこの言葉真剣に言える大人が今どれくらいいるでしょうか。”くさいこと”と笑われて終わると思うとなかなか口に出しにくい言葉ではないでしょうか。それも大人になればなるほどに。。 しかし、この「川藤」のことばはしっかりと読者に、何の恥ずかしさもなく伝わるのです。それは”漫画”というコンテンツだから、というだけではなく、”漫画”の中の「川藤」が常に一生懸命で本気で、体当たりだからです!
【ROOKIES】では「川藤」がたくさんの高校生たちと向き合っていきます。短期間で一人一人の生徒の顔と名前を覚え、雑草が伸び放題だったグランドを一人で整備し、サッカーをやりたかったという部員のために、不良学生の受け入れをサッカー部顧問に打診したり。自分にメリットが無くても生徒の”夢”のためにとにかく奮闘する。この姿が”漫画”であっても読者にまっすぐに突き刺さります。
どんなことにも前のめりで、一生懸命やったことには必ず成果が伴う!という勇気をもらえる漫画が【ROOKIES】なのです!
まとめ
今回は「川藤」に触れるだけで手いっぱいだったのですが(笑) 【ROOKIES】はなんといっても”ニコガク野球部”部員たちが魅力なのです!選手それぞれが不良とはいえ高校生ゆえの未熟な悩みを抱えていたり、そして彼らが成長していく確定が読んでいて胸を熱くします!
私は仕事でも勉強でも何かやる気が起きないときに読み返したりすことが多いです。 今回は元気がないときにこそおすすめの【ROOKIES】をご紹介しました!